埒はあかぬものだ

 

 

何故だ

俺は頼んだ覚えは無い

ただ忘れているだけなのか

この矮小な肉の中に閉じ込められ

このグロテスクな血の筋にしばられている

自分が何者かも知らず

何処を目指せばいいのかも解らない

何千回ビッグバンが起き

何億の何億乗もの星が生まれ

何兆の何兆乗もの種類の生き物が

この世に存在したのか 存在するのか知らないが

よりによって この今 この肉体に閉じ込められている

俺にとっての この事実

それが 譬えどんなに悲惨なことであったとしても

この事実から この詩が生まれている事は 否定できない

何を埒のあかぬことを

星空は綺麗だぞ

震えていながら 望遠鏡から離れることが出来ないでいるくせに・・

パスカルさん 俺も偉いのかい?

 

 

 

TOP

 

 

S A M (さむ) の 詩 [メ ニ ュ ー]

一枚のガラス戸

とある今日

視線

晩秋の針

終の棲家に夢の影

決断不能

投げつけられた問題

放心

何かが何処かへ

黒ぶちのアルバム

ぐるぐると

埒はあかぬものだ

赤いちゃんちゃんこ

なに 学ぼう

疲労の列

深い祈り

朝なのに

居場所

歩かねば