何故だ
俺は頼んだ覚えは無い
ただ忘れているだけなのか
この矮小な肉の中に閉じ込められ
このグロテスクな血の筋にしばられている
自分が何者かも知らず
何処を目指せばいいのかも解らない
何千回ビッグバンが起き
何億の何億乗もの星が生まれ
何兆の何兆乗もの種類の生き物が
この世に存在したのか 存在するのか知らないが
よりによって この今 この肉体に閉じ込められている
俺にとっての この事実
それが 譬えどんなに悲惨なことであったとしても
この事実から この詩が生まれている事は 否定できない
何を埒のあかぬことを
星空は綺麗だぞ
震えていながら 望遠鏡から離れることが出来ないでいるくせに・・
パスカルさん 俺も偉いのかい?
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S A M (さむ) の 詩 [メ ニ ュ ー] |
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